西上州 大崩山(461m) 2016年1月23日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 9:45 林道入口−−9:56 標高300mで林道を離れる−−10:06 340m鞍部−−10:28 大崩山−−10:41 340m鞍部−−10:51 林道入口

場所群馬県甘楽郡下仁田町
年月日2016年1月23日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無ほぼ無し
危険個所の有無南尾根は小規模ながら露岩、痩せ尾根あり
山頂の展望北西側の展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント南側の林道から340m鞍部に登り南尾根経由で山頂に至る。林道は除雪されておらず青倉川を渡ったすぐ先で路側に駐車し歩きに切り替え。猟師の車がもっと奥へ入っていた。南尾根はほぼ雪が溶けて歩きやすかったが小規模な露岩や痩せ尾根があり地形図から読めない要注意個所あり。山頂は低く薄い落葉樹林に覆われるが北西側は開ける




林道入口の橋 橋を渡ってすぐに駐車
最初のカーブに携帯基地局 小尾根に目印あり
作業道らしき道に合流 開けた場所に出た
放置された茶畑 340m鞍部で尾根に乗る
最初はおだやかな尾根 小岩峰。痩せ尾根も登場
再び穏やかに 山頂直下は獣道に従って東を巻いて北から山頂へ
山頂直下 大崩山山頂
山頂標識 山頂標識
大崩山から見た西側の展望 大崩山から見た浅間山
大崩山から見た北側の展望
340m鞍部 駐車余地到着


 大崩山は下仁田市街地のすぐ南にある低山だ。その名のように大きな崖があるのか不明だが、西上州の山なので崖あっても不思議ではない。地形図を見る限り、安全に登るなら傾斜が緩い南側がいいと判断した。ネットで検索すると南西側の林道から谷筋を通って340m鞍部を経由して南尾根から登った記録が見つかった。これが順当な選択だろう。

 問題は駐車スペース。今回は積雪が予想され林道は除雪されていないだろうから県道沿いに駐車するしかなさそうだが、地形図を見ると人家が広がり置けそうな場所があるかどうか・・・

 浅間山を下りて南に向かう。関平地区から目的の林道が分岐するが、最初はその入口が全く分からず通過してしまった。Uターンしてよ〜く見ながら周囲を確認すると橋がかかっているのが分かったが、その入口は資材置場や駐車場のように見えるのだった。おまけに除雪されていないのでぱっと見では分からないのも仕方ない。一応、轍があったが入ったのは車1台だけのようだ。私の車ではちょっとヤバそうだ。

 橋を渡って右に緩やかにカーブし、次の大きな左カーブの登りで雪が深く私の車のパワーでは轍があっても上がれなくなった。ここは携帯電話基地局があり林道分岐で道幅が広がって駐車余地としては最適なのだがそこまで届かない。県道沿いは駐車に適した場所は無く、仕方なしに橋を渡る手前の路側に強引に駐車した。スタックしないよう車を何度も前後に動かして足元の雪を少しずつ固めながらなのでちょっと時間がかかったが、大型車でなければ車が横をすり抜けられるくらいのスペースを作ることができた。まあ、この積雪なので入ってくる車が他にあるとは思えなかったが。

 浅間山に引き続いてロングスパッツで足元を固めて歩きだす。今回は南尾根を登るので、尾根に上ってしまえば雪が消えている可能性が高く、浅間山より楽できるかも。林道は轍があるので歩くのは楽だった。意外にも少し歩くと軽トラ発見! 轍の主がまさかまだ林道内にいるとは考えもしなかった。駐車場所を選んで良かったぁ。驚いたことにその先にはジムニーが入っていて「ラッセル」の主役だったが、さすがにもう無理なようでバックしている最中だった。話を聞くと2人は猟師で猪を狙っているとのこと。雪の上に足跡が残るので簡単に存在が分かるようだが、この界隈では鹿は多いが猪は少ないとのことだった。どこに行くのか聞かれて大崩山と答えたら、軽トラの男性がここから登るといいと目の前の小尾根を指差した。道があるという。確かに尾根入口には赤テープが付けられていた。地形図を見るとここが目的の谷でのカーブだった。

 積雪で見えないが木の間隔からして小尾根には踏跡があるようだった。少し登ると右手からもっと太い道が登場。トラバースするように進んでいき、左手に開けた場所が見えたところで鞍部は近いと判断して道を離れてそちらに進む。周囲は植林だがそこだけは明るい自然林で、その奥には放置され枝が伸びたお茶の木。昔は畑やお茶畑だったようだ。開けた場所なので積雪が増えて歩きにくい。

 雪を避けて植林帯に迂回して南尾根に乗った。日当たりの影響だろうか、予想通り尾根上の雪は消えていた。これなら歩きやすくて助かる。藪も無い。

 標高400mを越えると植林帯が終わって自然林に変わり明るくなる。それと同時に尾根が痩せた部分や露岩が混じるようになり西上州の雰囲気が出てくる。幸い、危険のレベルは高くはないがバランスを崩さないよう注意しながら進んでいく。周囲には灌木が生えているのでこれも利用。山頂直下で傾斜が急になるが、東の雪の上には東に迂回するような獣の足跡がはっきりと残っている。直登するよりも東から巻いて北東尾根に乗るのがいいようだ。

 北東尾根に乗ってUターンするように鋭角に曲がって僅かに登れば大崩山山頂到着。周囲は細い落葉樹に囲まれているが隙間が多く、そこそこ展望が楽しめる場場所だ。西には真っ白な浅間山が大きい。目立つ特異な岩峰は鹿岳だと分かったのは自宅に帰ってカシミールで確認してからだった。山頂標識は2つの手製のみ。群馬県内でおなじみの標識は無かった。

 帰りは山頂直下も南尾根を下ってみる。急傾斜だが灌木に掴まりながら問題なく下ることができた。痩せ尾根や岩場じゃないことが幸いだ。あとは往路を戻るだけ。林道に出たが軽トラとジムニーは既に消えていた。少々邪魔な止め方をした私の車も往路の轍を少しだけ外しただけで通過できたようでよかった。

 

都道府県別2000m未満山行記録リストに戻る

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る